代表取締役社長
羽方 聡
企業が成長していくためには、従業員の皆さんに様々なモノやコトを定着させる必要があるかと思います。企業理念や就業規則、コンプライアンス、業務プロセス、専門スキル等々。その中でも当社は従業員の方々が毎日利用する業務システムなどのITの定着化を専門として、コールセンター・ITヘルプデスク・マニュアル作成・教育研修などの事業を進めて参りました。
DXが企業の競争力強化のための大きな鍵となっていることは、疑う余地がないでしょう。しかしながら、DX化された業務プロセスでは、従業員に複数のITシステムを意図された通りに活用することが求められており、それらを完璧に使いこなせるようになるのは簡単なことではありません。さらに、ことITの世界に於きましては、優秀な作り手が必ずしも優秀な伝え手ではないことが多いのが実情です。ですので、作り手の意図を正しく聞き出し、その聞き出した意図をかみ砕いて分かりやすく伝える人、つまり当社のような存在が絶対的に必要だと感じています。基幹システムと複数のクラウドサービス、さらにRPAを組み合わせて理想の業務プロセスを構築したつもりが、従業員の理解と行動が追いつかず狙った成果が得られていないというようなことは、よく聞く話かと思います。
そして、いま当社は、この「聞き出す力」と「伝える力」を活用して、お客様の業務プロセスを聞き出し可視化することで、そこにある課題をあぶり出しDX化ポイントを見極めるサービス(業務課題可視化サービス)を新たに展開しています。さらに、業務に於ける生成AI活用研究の一つとして、生成AIから最適な回答を“聞き出す”ためのプロンプト(指示)のノウハウ化も進めています。
「お客様のDXに関する頼れるホームドクターになる」、これが当社の目標です。IT・デジタル、さらには業務プロセスの「分からない」や「困った」「もっとこうできないか」について真っ先にご相談いただき、自分たちで診察(課題可視化)と治療(解決)できるものは行い、より高度な治療が必要なものは総合病院であるTISインテックグループと連携して解決する。当社はお客様にとって最も身近で気軽にご相談いただける存在を目指して参ります。