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社員を取材!お気に入りの生成AI

こんにちは。マイクロメイツ マーケット開発部です。
本日は社員へのインタビューをご紹介します。

Azure OpenAIとMicrosoft 365 Copilot はどちらが良い?

生成AIは多くの種類がありますが、特に職場での導入候補として多いAzure OpenAIとMicrosoft 365 Copilot について取り上げます。どちらが良いのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。

本日はどちらも使用しているマイクロメイツ社員Aさんに話を聞いてきましたので、ご紹介します。

果たしてAさんはどちらがおすすめなのでしょうか。

インタビュアー: Aさんは「Azure OpenAI」と「Microsoft 365 Copilot」どちらの環境も使用できるということですが、どちらが良いと感じていますか?

Aさん: 結論から言うと、私は「Microsoft 365 Copilot」が良いです。
そればかり使っていて、正直なところ「Azure OpenAI」は、もう何か月も使っていません。

 

「Microsoft 365 Copilot」が良い理由

インタビュアー: 「Microsoft 365 Copilot」の方が優れていた、もしくは気に入ったところがあるんですか?

Aさん: はい。「Microsoft 365 Copilot」は何といってもMicrosoft 365アプリと連携してくれるのが強みですね。
「これ生成AIに聞きたいな」と思ったときにわざわざ別のところを開かなくても使うことができるし、Copilotが開いている資料を参照してくれるので「これ」の内容をプロンプトで事細かに説明しなくても良いのは大きいです。

例えばOutlookでのメール文のコーチングは、メール作成画面のまま2回くらいクリックすればコーチングをしてくれます。
これを「Azure OpenAI」でやろうとすると、
1.メール本文をコピー
2.「Azure OpenAI」の画面を開く
3.「コーチングして」というプロンプトとともにメール本文をペースト
と、比較して少しステップが多いなという印象です。

手間としては僅かですが、やはり手元にあってすぐ使える方を使うようになっていきました。

「Azure OpenAI」の気がかりな点

Aさん:「Azure OpenAI」で気がかりだったのは従量課金制だったことです。
トークンに基づいて使用料金がかかるため、例えば画像生成をするとトークンをたくさん使うからちょっとお高い(だいたい1画像=数円程度)と聞きました。
予算に基づいて情報システム部が管理してくれているとは思うのですが、私は貧乏性なので気になってしまって。(笑)
情報漏洩の観点で、機密情報などがない一般的な挿絵を作る場合などは「Azure OpenAI」でなくても「ChatGPT」でも良いと思ったので、そちらを使っていたこともあります。

 

性能の違いについて

インタビュアー: 「ChatGPT」も平行して使われていたんですね。「Microsoft 365 Copilot」と「Azure OpenAI」と「ChatGPT」で性能の違いを感じられたことはありますか?

Aさん: 結局どれもOpenAI社の言語モデルを使っているので、生成結果であったり処理速度はそんなに変わらないと感じていますが…強いて言えば「ChatGPT」>「Microsoft 365 Copilot」>>>「Azure OpenAI」かなぁ。弊社環境の「Azure OpenAI」は回答が途中で切れてしまうことが多い印象でした。「続きを書いて」と言うと続きで回答はしてくれるのですが、その分手間と時間が少しだけかかる印象です。
「ChatGPT」と「Microsoft 365 Copilot」については、この2つにテトリスゲームを作成させたところ「ChatGPT」の方が回答が途中で切れたりすることなくスムーズに作成できたと社内で聞いたので、その順番にしてみました。

 

お気に入りランキング

インタビュアー: では「ChatGPT」と「Microsoft 365 Copilot」と「Azure OpenAI」の3種のランキングは?

Aさん: 私のお気に入りランキングは圧倒的に「Microsoft 365 Copilot」が1位です!「ChatGPT」と「Microsoft 365 Copilot」の性能の違いは別に気になるほどではないのと、仕事をしていて1番アクセスしやすいという点で「Microsoft 365 Copilot」をよく使います。「Azure OpenAI」は従量課金制ですが、「Microsoft 365 Copilot」は月間または年間のサブスクリプション制です。高いと言われることもありますが、例えば年収が500万円くらいの方だったら1日6分「Microsoft 365 Copilot」で業務効率化できれば、その費用は賄えるんです。習慣的に使っていれば容易く実現可能な数値であると思います。

 

費用対効果について

インタビュアー: 費用対効果の面でも独自の見解をご紹介いただきましてありがとうございます。今後のサービスでは「この議事録作成機能を使うと約○分効率化できる」という話も盛り込んでいると聞きました。

Aさん: まだ使ったことがない人はもちろん、既に使っている人でもどの程度効率化しているか計測した経験はあまりないと思うので、有益な情報ですね。私も上司に数値的な効果を聞かれても即答は難しいなぁ。来年も買ってくださいという説得材料にさせてもらいます。もう「Microsoft 365 Copilot」なしの業務は難しいです!

インタビュアー: 貴重な体験談をお話しいただきましてありがとうございました。「Microsoft 365 Copilot」なしの業務が考えられない理由を深く伺ってみたいです。今後も機会があれば取材させてください。